「取引所に預けていた仮想通貨が流出した」
「ハッキング被害にあって、仮想通貨が盗まれてしまった」
仮想通貨を安全に保管していれば盗難・流出被害は100%防げます。
あなたの大切な資産をしっかりと守り、不要なリスクは回避しましょう。
この記事はこんな方におすすめ
- 仮想通貨を安全に保管する方法を知りたい
- 仮想通貨のウォレットについて詳しく知りたい
この記事の目次
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ウォレットの種類は4種類
仮想通貨は「ウォレット」に入れて保管します。
仮想通貨の「ウォレット」とは?
直訳すると「財布」です。意味はそのまんまで、仮想通貨を保管しておく財布のようなものだと思ってください。
そして、「ウォレット」の種類は4種類あります。
- ハードウェアウォレット
- ソフトウェアウォレット
- ウェブウォレット
- ペーパーウォレット
「ハードウェアウォレット」が一番安全性が高く、「ソフトウェアウォレット」→「Webウォレット」→「ペーパーウォレット」の順で安全性が低くなっていきます。
bitFlyer(ビットフライヤー) や Zaif(ザイフ) などの取引所に預けることは「Webウォレット」に預けていることになります。
だから、取引所に預けっぱなしの方は、「常にリスクと隣合わせだ」ってことを覚えておいてください。
仮想通貨の一番安全な保管方法は「ハードウェアウォレット」
仮想通貨を盗難や流出から100%守りたい場合は「ハードウェアウォレット」を使ってください。
初期設定する「24個の単語」がリカバリーキーになっており、本体を紛失しても復元ができます。
仮想通貨を保管する上で、「強固な安全性」と「保管性」を兼ね備えた最強ウォレットです。
ハードウェアウォレットのメリット
- ハードウェアウォレットとパソコン(またはスマホ)があれば「いつでも」「どこでも」ウォレットにアクセスができる
- ハードウェアウォレットを紛失しても復元できる
ハードウェアウォレットのデメリット
- ハードウェアウォレットを購入しなくてはいけない(約10000円)
- 使用できる仮想通貨の種類が限られている
ハードウェアウォレットの比較
ハードウェアウォレットは「Ledger」と「TREZOR」の2種類が広く使われています。
Ledger | TREZOR | |
---|---|---|
外観 | ||
定価 | 79ユーロ | 89ユーロ |
日本円 | 約10400円 | 約11700円 |
対応通貨 | 27種類 | 8種類 |
公式サイト | https://hardwarewallet-japan.com | https://trezor.io |
どちらも同じぐらいの価格ですので、対応している通貨の種類が多い「Ledger」をまずは購入してみてください。
TREZOR(トレザー)の購入から設定方法まで下の記事で解説してます
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【レビュー】TREZOR(トレザー)の買い方から設定方法までを徹底解説
「ビットコインを長期保管したい」 「仮想通貨を安全に保管したい」 そんな思いに応えるのが「ハードウェアウォレット」である「TREZOR(トレザー)」です。 次から、TREZOR(トレザー)の買い方から ...
パソコンやスマホで管理できるのが「ソフトウェアウォレット」
ハードウェアウォレットより安全性は落ちるが、取引所に預けっぱなしよりはマシなのが「ソフトウェアウォレット」です。
基本的に通貨毎に「ソフトウェアウォレット」が用意されています。
あなたが保有している通貨に対応した「ソフトウェアウォレット」をインターネットからダウンロードして使用します。
ソフトウェアウォレットのメリット
- オフライン環境であれば安全性が格段にアップする
- ウォレットから簡単に送金ができる
ソフトウェアウォレットのデメリット
- パソコン(またはスマホ)のウイルス感染やハッキングによる盗難のリスクがある
- IDや秘密鍵は自己管理が必要→忘れるとウォレットにアクセスが出来なくなる
代表的なソフトウェアウォレットを紹介
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)
ETH(イーサリアム)を保管できるソフトウェアウォレットが「MyEtherWallet(マイイーサウォレット)」です。
名前が長いので、通称「MEW」と略されてることが多いです。
公式サイト:https://www.myetherwallet.com/
NEON(ネオン)
中国版イーサリアムと呼ばれている「NEO(ネオ)」を保管できるソフトウェアウォレットが「NEON(ネオン)」です。
詳しく知りたい方はコチラの記事を参考にしてみてください
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「Neon Wallet」の登録から入出金・保管方法を徹底解説|NEO系ICOには必須なウォレット
「購入したNEOをウォレットで保存したい」 「NEO系のICOに参加したい」 そんなあなたにオススメするウォレットが「Neon Wallet」です。 ウォレットの登録方法から入出金方法、ICOへの参加 ...
安全性は低いが頻繁な取引をするときに超便利な「ウェブウォレット」
国内外の仮想通貨取引所に預けている状態がいわゆる「ウェブウォレット」に預けていることになります。
取引所に預けている仮想通貨は「売りたいときにスグ売れる」ので、取引を頻繁に行う場合は非常に便利なウォレットになります。
しかし、取引所はたくさんの資産を取り扱うため、常日頃からハッキングや不正アクセスの標的になっています。
取引所から仮想通貨が流出してしまうと、あなたの資産が流出してしまうことになります。
リスク回避のために、取引所へ預ける資産は必要最小限に抑えましょう。
ウェブウォレットのメリット
- 取引したいときにスグに取引ができる
- 国内取引所の場合、一定額の「保証制度」がある
ウェブウォレットのデメリット
- 多額の資産を取り扱うため、ハッカーに狙われやすい
- 安全性は取引所任せになってしまう
長期保管に向かないのが「ペーパーウォレット」
紙媒体にウォレットの「アドレス」と「秘密鍵(シークレットキー)」を印刷して保管する方法です。
完全にインターネットから隔離されているので、ハッキングや不正アクセスの心配はゼロです。
しかし、紙に印刷するので破けたり、印刷文字が劣化すれば保管している資産が全部無くなります。
インターネットからの流出対策は最強クラスなんですが、「保管に手間が掛かる」「長期保管に向かない」ので、オススメは出来ないです。
100万、200万といった大金がペラペラの紙一枚に保管されていると考えると「大丈夫かな?ホントに大丈夫かな?」と心配なりますよね?
だから、一般的にペーパーウォレットで保管する場合、別途USBメモリーに保存したりと2重・3重に防衛策をしなくてはいなりません。
保管方法に気を張り巡らせるぐらいなら素直に「ハードウェアウォレット」を使った方がよっぽど安心です。
ペーパーウォレットのメリット
- 完全なるオフライン環境なので、ハッキングや不正アクセスの心配がいらない
- プリンターとパソコンがあればスグに作成ができる
ペーパーウォレットのデメリット
- 保管方法、とくに「長期保管」する場合は細心の注意が必要
- ペラペラの紙なので、破けたり・燃えたり・耐久性はゼロ